現代医学はめざましい進歩を見せています。そのなかでも、画像診断は重要な位置にあり、レントゲンフィルムからデジタルへと移行するなど、日々新しい技術が開発され、その技術は日常の検査に取り入れられていきます。
画像診断とは、文字どおり画像(写真)を診ることで、内視鏡写真、超音波画像、X線写真、デジタル画像(CR:コンピューターラジオグラフィー、CT:コンピューター断層装置、MRI:磁気共鳴画像装置、DSA:デジタルサブトラクション血管造影装置、etc)があります。
これらの機器を最大限に活用し、迅速かつ的確な判断で当院の診療機器を支えていきます。
GEヘルスケア・ジャパン社製 Signa Explorer
2019年7月更新
当院では、1.5T(テスラ)のMRIを使用しています。
テスラとは磁場強度をあらわし、1.5Tは高磁場に入ります。
CT画像のような輪切りだけではなく、任意のスライス断面を得ることができます。
また、目的組織の形態、その組織がどのようなものなのかを知ることができます。
- MRIは中心に穴の開いた大きな磁石によって行います。
- 大きな磁石の中に入り、電波を検査部位にあてることにより、身体の中の様子を画像化する検査です。
- 検査時は「トントン」「ビョーン、ビョーン」と大きな音が出るため、耳栓またはヘッドフォンを着用して行います。
- 1つ3分程度の撮影を数種類行っていますので、約20~30分程の検査時間になります。(検査内容により時間が異なります。)
- 検査中は動かないことが重要です。そうするときれいな画像が撮影でき、また検査時間の短縮にもなります。
*注意事項
MRIは強磁力ですので撮影室内への金属の持ち込みは厳禁です。
・心臓ペースメーカーの方
・体内に金属のある方
・妊娠中の方
・閉所恐怖症の方
以上の方は、検査が出来ない場合があります。
GEヘルスケア・ジャパン社製 Revolution Maxima
2021年4月更新
当院では64チャンネルのマルチスライスCTを導入しております。
従来の装置と比べ撮影時間が大幅に短縮され、撮影時の息止めの時間も短くなりました。
さらに患者様の体形に適したX線の照射量を自動調整することで被ばく量を低減し、患者様に優しい検査が可能となりました。
また、薄いスライス幅(0.625㎜)の画像をもとに多断面の画像や3次元画像(3D)の作成が可能です。
特に整形外科領域での骨折の診断や靭帯の術後の評価、脳外科領域での脳動脈瘤の描出など様々な診断・治療に大きく活用されています。
GEヘルスケア・ジャパン社製 Senographe Crystal Nova 2021年2月更新
マンモグラフィの撮影は女性技師が行います。
デジタルマンモグラフィの撮影(検査)方法は従来の検査と大きな差はありませんが、機器の操作が簡便になり、検査時間の大幅な短縮が可能となりました。
また、患者様に触れる角の部分は丸みを帯びており、腋下や肋骨部等の痛みを軽減し、患者様の不快な時間を最小限にいたします。
当院ではCT・MRIの検査依頼を受け付けております(現在、造影検査はお受けしておりません)。
空き状況によっては当日検査も可能です。
詳しい内容やご予約の際は放射線科(023-647-4308 直通)までお願い致します。