膝靱帯損傷
-
Q
スポーツ選手にとっての膝靭帯損傷とは?治療法は?
-
A
膝の靭帯は大きく4つあり、内側に内側側副靭帯、外側に外側側副靭帯、膝関節内に前十字靭帯と後十字靭帯があります。 これらの靭帯はスポーツ中に単独または同時に損傷を受けることがあります。
膝内側側副靭帯損傷
膝の外側からタックルを受けて損傷することが多いケガです。 とても痛いケガですが、ほとんどの場合、手術治療の必要性はありません。
従来は、ギプス治療などが行なわれておりましたが、靭帯に負担がかからない方向であれば、むしろ動かしながら治療したほうが靭帯の修復が早いということが科学的に判ってきました。 当院においても筋力が低下してしまうギプス療法はできるかぎり避け、適切なサポーターやテーピングによって動かしながら治療しております。膝前十字靭帯損傷
膝後十字靭帯損傷
転倒の際に、膝を曲げた状態で膝前面を地面に強打した際に生じることが多いケガです。
前十字靭帯損傷と異なり、膝の後方への不安定性はスポーツ活動で支障となることが少ないことから、多くの場合、手術治療は必要なく、早期リハビリテーションで改善を図ります。
不安定性が著明な場合においては手術が必要となります。
当院では鏡視下Bi-socket再建術を施しております。