ばね指
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Q
ばね指とは?
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A
手指をよく使う人に生じる指の腱鞘炎です。
親指、中指、薬指に生じることが多く、握る動作で痛みが生じ、手のひら側の指の付け根に圧痛を認めます。
症状が進行すると、「指を曲げにくい」「伸ばしづらい」「引っかかり感がある」などの症状のため日常生活での支障が大きくなります。
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Q
どのような治療法がありますか?
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A
強く握る動作を控えめにし、シップやクリームなどの消炎鎮痛剤の外用薬の使用により症状は軽減します。しかし、症状が進行すると改善が困難になります。 この場合は、腱鞘内へのステロイドホルモンの注射や手術治療を行ないます。
手術は局所麻酔で5~10分の簡易な手術で、症状は改善し、引っかかり感も消失します。症状が強く改善傾向がみられない場合には、いたずらに我慢せず手術を受けることをおすすめします。術後早期から指を使うことも可能です。